アジアカップ開幕まであと80日となった21日、大会公式HP上に元日本代表の福西崇史氏のインタビューが掲載された。
インタビューで福西氏は、10年前のアジアカップ制覇を「ピッチ上の11人だけでなくベンチメンバー、スタッフがいます。私たちは全員で優勝を果たしました」と振り返っている。
決勝の中国戦で先制点を決めた福西氏は、「1-0のまま試合が終わっていたら私がヒーローだと思っていた」と冗談を交えながら、「中国は同点に追いついた後復活してきました。しかし、私たちは彼らの強い気持ちと戦うために再び団結することができました」と勝つためにはチームワークが重要だと強調する。
さらに「大会中の厳しい暑さや劣悪なピッチ状況などのタフな環境も憶えている」とアジアの厳しさも挙げる中で、そのような状況も「団結したチームで切り抜けることが重要だった」とチーム力の大切さを再度強調した。
FIFAコンフェデレーションズカップでのプレーを楽しみにしていたという福西氏は、「アジアカップのような大会はチームを強化するのには大きなイベント。チームを向上させるためにはアジアカップで優勝することが必要になります」と大会の重要性も語っている。
福西氏が参加した2004年の中国大会は、2000年のレバノン大会に続く連覇だった。アギーレ監督率いる新生日本代表が目指す2004年以来10年ぶりの連覇にはチームワークがカギになるのかもしれない。
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