大韓サッカー協会(KFA)が20日、韓国国内の小中学校およびクラブチームに対し、2011年のKリーグ八百長事件で永久追放処分を受けた選手たちから選手が個人指導を受けないよう要請する公式文書を送付したと発表した。
KFAのリリースによると、最近「八百長関係者が個人でサッカー教室などを開設して選手を募集したり、小中学生に個人指導をしたりしている」という情報が相次いで寄せられたことで今回の勧告に踏み切ったとのこと。
2011年にKリーグで明るみになった一連の八百長に関与してサッカー界から永久追放された選手、指導者、審判は50人近くにのぼり、彼らはサッカーに関するあらゆる活動が禁止されている。年代別代表も含めた韓国代表経験者約30人も永久追放処分となっていた。
KFAによる永久追放処分がサッカー活動を禁止する効力を持っているとはいえ、選手や保護者の判断によって八百長関係者から個人指導を受けることを法的に規制することはできない。そのため今回のような勧告を出すことになったという。
自殺者を多数生み、リーグ再編のきっかけを作るなど韓国サッカー界を震撼させたKリーグ八百長事件。選手や指導者らの永久追放で落ち着いたかと思いきや、思わぬところで余波が続いていたようだ。
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