香川には高評価「何かを動かそうと努力した」
腕を組んで目を閉じて、口を結んで首を傾げるユルゲン・クロップの写真と「BVBの危険な状況」という見出しを一面に掲載したのは、2014年10月20日付のドルトムントの地元紙ルール・ナッハリヒテンである。
同紙は「ボルシア・ドルトムントの状況は危険なものとなるだろう。昇格チーム1.FCケルンによる苦い1-2の後で、今まで調和のとれたBVBの世界のトーンは激しくなる」と続けた。
ルール・ナッハリヒテン紙の記者であるマティアス・デルシュ氏は「上位との開きは大きいものとなり、しくじりは理解できないものだ。ユルゲン・クロップは自身のBVBの在職期間で最も困難な課題の前に立っている」と記している。同氏は「クロップは彼の混乱状態を早く克服しなければならない」とする。
ルール・ナッハリヒテン紙によるケルン戦の先発メンバーの採点は次のとおり。
【GK】バイデンフェラー「5」、【DF】ピシュチェク、「4」、ソクラティス「2.5」、フンメルス「5」、グロスクロイツ「4.5」、【MF】ケール「3.5」、ギュンドアン「3.0」、ムヒタリヤン「4.5」、香川真司「2.5」、ロイス「3.5」、【FW】インモービレ「4.0」。
香川は「2.5」と高評価である。個人評は「彼のボール奪取が1-1(48分)へと導く。彼は何かを動かそうと努力した」となっている。ルール・ナッハリヒテン紙はインモービレの同点ゴールに至った香川のフォクトへのプレスを評価したようだ。
ドルトムントのスポーツ・ディレクターでるミヒャエル・ツォルク氏は「イルカイ(・ギュンドアン)が再びプレーしたことが唯一ポジティブなことだ」と同紙に言葉を残している。