ドイツ紙『キッカー』は20日、アルバニアの1部リーグで、EURO2016予選のセルビア戦の暴動の発端となった無人機によるフラッグのスタジアム内投下が起こったと報じている。
同事件は、18日に行われたアルバニア1部リーグのKFスカンデルベウ・コルチャ対KSフラムルタリ・ヴロラの試合で起こったという。
同様の事件は、4日前にベオグラードで行われたEURO2016予選のアルバニア対セルビアの試合でも発生している。
コソボ紛争により政治的にも緊迫した2ヵ国の試合で、フラッグの内容が「大アルバニア主義」(バルカンのアルバニア人居住地域統一を目指す運動)を掲げるものであったため、選手と観客を巻き込んでの暴動に発展。試合は結局、中止となっていた(https://www.footballchannel.jp/2014/10/15/post51979/参照)。
今回は、フラッグの内容が挑発する内容ではなく、単なるアルバニアの都市のシンボルであったために、大事には至らなかった様子。しかし、4日前に大きな事件を巻き起こしたばかりなだけに、一瞬ヒヤリとしたようだ。
同紙によれば、何者かが冗談のつもりで行ったようだが、笑えない冗談だと述べている。
EURO2016予選で起きた事件はまだUEFAの裁定は下っていないが、両国に制裁が下る予定のようだ。正式な判断は23日の木曜日に通達される見通しと同紙は伝えている。
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