ドイツ紙『WAZ』は、20日にオランダ紙『デ・テレグラフ』のコラムでヨハン・クライフ氏がオランダ代表のフース・ヒディング監督を擁護していると報じた。
オランダ代表は、EURO2016予選3試合を終えて1勝2敗で3位。ヒディング監督は、オランダ国内で批判を浴びている。
しかし同紙によれば、オランダの伝説的存在であるクライフ氏がコラム内で、監督だけの責任ではないと自分の考えを述べたという。
苦戦を強いられているオランダ代表に対し「代表監督に責任を負わせるのではなく、問題を解決する方が先決だ」と、クライフ氏。この問題は、代表だけでなくオランダ国内の問題と捉えている様子。
さらに同氏は、選手のトレーニング、そして育成についてもっと改善するべきと主張。代表に限らず、クラブチームに言えることだと警告している。
ブラジルW杯で3位となったオランダだが、メンバーのほとんどは国外で活躍している。EURO2016予選でも、自動的に本戦へ進める2位との勝ち点差は6となり、もう敗戦は許されない。この状況を打破するには、国内のレベルアップが必要だとクライフ氏は考えているようだ。
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