ドイツ紙『ビルド』は19日、ブンデスリーガ第8節のシャルケ対ヘルタ・ベルリン戦の後、警察12人が負傷する暴動があったと伝えている。
DF内田篤人の所属するシャルケは、FW原口元気、MF細貝萌の所属するヘルタと対戦。ロベルト・ディ・マッテオ監督の初陣を2-0の完封勝利で飾った。
しかし、同紙によれば、試合後に興奮した両サポーターの間に警官隊が割って入り、暴動が発生。12人の警官が負傷し、病院に運ばれたという。
同事件は21:40(現地時間)に、シャルケのホームの主要駅であるゲルゼンキルヒェン中央駅で起こった様子。シャルケサポーターが、100人余りの集団に花火とビンを投げつけられたようだ。
すぐにベルリン行きの特別列車が到着したが、興奮した2チームのサポーター間で暴動が勃発。駅構内の店やレストランまで巻き込む大騒動となってしまった。結局、事態が収束したのは約1時間後で、ベルリンへの特別列車は、1時間遅れて出発した。
ヘルタは10年以上、シャルケのホームで勝利はおろか、得点すら取れていない。さらにヘルタのヨス・ルフカイ監督もシャルケに一度も勝利したことがないというまさに天敵。この日も無得点で敗戦と、サポーターのうっぷんも爆発してしまったようだ。
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