マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は18日付のイギリス『インディペンデント』の中で、若いイングランド人プレーヤーには来年のU-21欧州選手権に参加して欲しいと語った。
ユナイテッドでは19歳ルーク・ショー、22歳のフィル・ジョーンズ、21歳のウィル・キーン(現在はローンでQPRに所属)といった選手がこの大会に出場できる。(この大会は”U-21”という名称だが、これは予選開始時に出場資格が21歳以下の選手に限られるため。実際の出場資格は「1992年1月以降に生まれた選手」で、1992年2月生まれで現在22歳のP・ジョーンズも出場可)
「(U-21欧州選手権は)いい経験になるはず。すべての選手が経験できるものではない」と話すファン・ハール。
さらに、「ショーがこの大会に参加するなら私は嬉しいよ。彼や、例えばアドナン・ヤヌザイのような若い選手がベンチに座り、2週間の休みをもらったって何の利益にもならない」と実戦経験の重要さを強調。
19歳のルーク・ショーは2014年のW杯に出場した。しかし、今月のインターナショナルウィークではEURO予選を戦うA代表ではなく、U-21代表に参加していた。
一方で、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は現在21歳のアレックス・チェンバレンをU-21代表に送り出すことを良く思っていないようだ。エヴァートンのロベルト・マルティネス監督も20歳のロス・バークリーに対し、ヴェンゲル氏と同じ考えを持っているようだ。
しかし、ファン・ハール監督はオランダ代表での経験から、これとは全く逆の考えを持っている。
2014年のW杯で起用されたステファン・デフライ、ダレイ・ブリント、ブルーノ・マルティンス・インディといった選手たちは、全員U-21代表で経験を積みA代表へとステップを果たした選手たちだからだ。
U-21欧州選手権は来年6月にチェコで開催される。
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