攻撃面ではある程度機能。香川との連動性も高まる
クロップの焦りが見えたケルン戦だった。
2014年10月18日、中断期間が明けてブンデスリーガ第8節、ドルトムントはアウェイでケルンと戦う。
ドルトムントの先発メンバーは次のとおり。布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBピシュチェク、右CBソクラティス、左CBフンメルス、左SBグロスクロイツ、【MF】ボランチにケールとギュンドアン、2列目がムヒタリヤン、香川真司、ロイス、【FW】インモービレ。香川はトップ下で先発出場する。そして負傷離脱から復帰したムヒタリヤン、ロイス、ギュンドアンの3者が即先発出場することとなった。
しかしギュンドアンという選択は、裏目に出てしまったようだ。試合の入り方としては、チームも含めて悪くはなかった。ギュンドアンは低い位置でショートパスを主体としてゲームを組み立てる。
2分には右サイドでムヒタリヤンとともにプレスを仕掛けて、ハルファーからボールを奪い、そのまま前に駆け上がってロイスに繋ぐなど、少しかつての顔を覗かせた。
10分過ぎまで、概ねドルトムントのペースだった。香川もボランチの位置まで下がってボールを回すなど、中盤を広く動いた。10分には中央のムヒタリヤンへ繋いで、ムヒタリヤンからパスを受けたインモービレはシュートまで持っていく。
11分には左サイドをロイスとともに崩す。公式戦では初めて共にプレーするにもかかわらず、ロイスとはその後も呼吸の合ったプレーを見せた。他にも香川が中央でボールを受けたときに、ピシュチェクは鋭い飛び出しを見せるなど、香川と周囲との連動性はさらに高まってきている。