ブンデスリーガ第8節が現地時間18日に行われ、MF香川真司所属のボルシア・ドルトムントは、アウェーでFW大迫勇也、MF長澤和輝の所属するケルンと対戦。MFヘンリク・ムヒタリアン、434日ぶりにMFイルカイ・ギュンドアンが先発に復帰となったが、2-1で敗れ、3連敗を喫している。
なお、香川は先発フル出場、64分から出場し大迫は決勝点をアシスト、長澤はベンチ外となっている。
DFエリック・ドゥルムがウォーミングアップ中に太ももを負傷し、急きょ先発メンバーをMFマルコ・ロイスに変更したドルトムント。それでも、ムヒタリアン、ギュンドアンをはじめ、脳震とうの影響が心配されていた香川が先発に名を連ね、再スタートに意気込んでいた。
しかし、ユルゲン・クロップ監督が試合後の記者会見で語ったように「意味のない試合」になってしまった。
同会見で、クロップ監督は「非常に不愉快な結果。前半は特にやってはいけないような簡単なミスが多かった」と、先制されて当たり前だと述べた。そして、それは試合終了まで修正できなかったことを明かした。そして、その状況に追い込んだのは自分たちだと振り返っている。
現在の順位についても、8節を終えて勝ち点7の14位と、かなり危険な状況。これには「回避しなければいけない。簡単に失点しすぎている。明日、明後日ではなく今すぐにだ」と、失点の多をどうにかしなければいけないと危機感をあらわにしている。
危機的状況をゆっくり修正する間もなく、22日(現地時間)にはCL(チャンピオンズリーグ)が行われる。リーグとは対照的に、好調のCL。しかし、ケルン戦で「マルコを最初から使うかどうか、それとイルカイを長い時間使うことは予定にはなかった」と明かした同監督。「大きな問題はない」と話したが、長期離脱から復帰したばかりで、予定外の起用にCLの出場は微妙となっている。
怪我人が復帰してもまた怪我人と負の連鎖が止まらないドルトムント。この危機的状況を打開するために、まずは1勝が必要だ。
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