かつてマンチェスター・シティ、ノーリッジ・シティ、シェフィールド・ユナイテッドでプレーした元ウェールズ代表のFWチェド・エバンスが釈放されたと、17日の『BBC』をはじめ、イギリス複数メディアは一斉に報じている。
U-21ウェールズ代表時代にはアーセナルのMFアーロン・ラムジーらとともにプレーしたチェド。2008年にはA代表デビュー、そしてデビューゴールなど将来を期待されていた。
マンチェスター・シティでは出番に恵まれなかったが、2009年に出場機会を求めて移籍したシェフィールド・ユナイテッドでは、2011-12シーズンにリーグ1(3部相当)で36試合29ゴールという活躍を見せている。
しかし、その後チェドの人生は大きく変動する。
2012年、その約1年前に犯した当時19歳の女性に対する強姦容疑で有罪判決。5年間の懲役を言い渡されてしまったのだ。
当初の予定より早く釈放となったチェドだが、そのことへの反応は千差万別のようだ。
シェフィールド・ユナイテッドの監督ナイジェル・クラフは「クラブとチェドの復帰についていくつか議論をした。このことはオーナーが決断する」と復帰の可能性についてコメントしている。
プロサッカー選手協会のゴードン・テイラー会長も、チェドの復帰については支持するコメントをしている。
一方で、チェドの復帰に反対する人々からの請願書は、すでにおよそ15万件も集まっているという。チェドの復帰に関しては賛否両論あるようだ。
チェド本人はかねてから、自身の容疑に関しては否認を続けている。来週には、この件についての声明を発表する予定となっている。
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