ドイツ紙『スポルト・ビルド』は15日、W杯のブラジル代表メンバーでバイエルン・ミュンヘンのDFダンチがドイツ国籍を取得しようとしていると報じた。
ダンチは同紙で「僕の家族もドイツを気に入っている。息子はまるでドイツ人みたいだよ」と打ち明けている。
同選手は「僕もまだまだドイツでプレーしたい。ドイツのパスポートさえあればそれは簡単」と、ドイツ国籍を取得することで、今後もドイツ国内で長くプレーできると考えている様子だ。
ダンチは2009年にボルシアMGに移籍。その3年半後にバイエルンへとステップアップを果たした。すでに6年間ドイツでプレーしており、「7年間滞在していればドイツの国籍取得を申請することは可能だ。そのためには、試験に合格しなければならないけど、準備はもうできているよ」とコメントしている。
ドイツ国籍を取得してしまうとブラジル代表には選ばれない。しかし、ブラジルW杯では代表メンバーに入ったものの、DFチアゴ・シウバの出場停止により1試合に出場したのみ。14日に行われた日本代表との親善試合のメンバーにも選ばれていない。30歳という年齢もあり、代表で出場機会が得られないのであればクラブに専念し、家族のためにドイツ国籍を取得しようという考えのようだ。
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