日本代表のハビエル・アギーレ監督も関与している可能性があるリーガ八百長騒動。6日にウェリントンとウチェを含め計18人の聴取で終わったはずだったが、スペイン特捜部はレバンテのキコ・カタラン会長を16日に聴取するという。スペインラジオ局『カデナ・コぺ』が伝えている。
2011年のリーガ最終節で残留が確定していたレバンテは、サラゴサから計120万ユーロ(約1億7000万円)を受け取ることによって意図的に敗れた疑いがかけられている。
サラゴサ前会長のアガピト・イグレシアス氏は、サラゴサの選手9人とアギーレ監督(当時)の口座に入金した一人当たり80~90万ユーロ(約1億1000万~1億2200万円)を現金で回収し、試合前日には自身の口座から40万ユーロ(約5400万円)を引き出していたことが立証されている。
今回の聴取ではレバンテのカタラン会長の他にも、元サラゴサ選手のハビエル・パレデスとイジー・ヤロシーク、そしてサラゴサ前会長の元参事官フランシスコ・チェカ氏とフランシスコ・ハビエル・ポルケラ氏が特捜部によって出頭を要請された。
この件の担当検察官は、10月後半に20人以上の関与人物を告訴する見込み。そして、有罪判決を受けた場合には6ヵ月から4年の懲役と1年から6年間の謹慎処分、さらには莫大な罰金が科せられる。
裁判が行われた場合、八百長の疑惑を特捜部に知らせたスペインサッカー連盟(LFP)とサラゴサの残留によって2011年に降格したデポルティーボ・ラ・コルーニャの代表者が証人として出廷する予定となっている。
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