レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、スペインラジオ局『カデナ・コぺ』に対してFWクリスティアーノ・ロナウドを称えるも、ライバルであるバルセロナのFWリオネル・メッシを獲得できたとしたら、一瞬も迷わないと断言した。
「時代が変わるにつれテクニックが変わるからロナウドが史上最高の選手と断言するのは難しい。今は世界一だけどペレやマラドーナとは比較できない。でも私が指揮した選手では一番だと思う。2番目は常にジダンと言ってきたけど、イブラヒモビッチがいるとなると悩む。
メッシは世界トップ3の1人だろう。ペレス会長がメッシを獲得するって言ってきたら? もちろん獲得するさ。明日の新聞には私が『メッシを獲得したい』って載るだろうね(笑)」
また、メッシが25日に行われるベルナベウでのクラシコでテルモ・サラ氏の持つリーガ歴代最多得点251ゴールの記録更新に成功した場合、賛辞の為に試合中断の可能性について聞かれると「拍手はするよ、偉大な選手だし途轍もない記録に近づいているからね」としながらも「でも試合を中断するのは大げさだ」と否定した。
9日のEURO2016予選第2節スロバキア戦でミスを犯したGKイケル・カシージャスについては「ミスだとは思うが彼を信頼しているからGKにおいて議論は無い。彼のミスは手の指5本で数えられる。CL決勝と今回のミス。これだけで議論なんてあるべきでない」と渦中の守護神を擁護した。
アンチェロッティは今季レアルを退団した現マンチェスター・ユナイテッドのMFアンヘル・ディ・マリア、現バイエルン・ミュンヘンのMFシャビ・アロンソ、そして現ACミランのGKディエゴ・ロペスについても触れた。
「ディ・マリアの放出はクラブに同意した。ディ・マリアはお金を要求しすぎた為に移籍を選んだ。クラブは彼が催促していた金額は出せなかった。
シャビのケースはまた別だ、彼は移籍を自ら希望したからね。少し疲れていて、クロースとハメスがいるから彼に敬意を払って退団を許した。我々を裏切ってはいない。ディエゴ・ロペスは競争率がより少ないチームを探した。彼の場合は退団が希望だったから去った、誰も放出に追い込んではいない」
ディ・マリアの代役として獲得したMFハメス・ロドリゲスについては「移籍金8000万ユーロ(約100億1200万円)に値する。相手クラブがその金額を要求するから支払う」と語った。
最後に、「誰かになれるとしたら、誰になりたいですか」と聞かれた際、イタリア人指揮官は意外にも「アルベロア」と答えた。
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