王国から金星を挙げるためには岡崎の活躍が必須
「1トップでも自分が守りに参加しなきゃいけない時はある。ただ、メングラの反省で言えば、どっかでチャレンジする瞬間を逃さないこと。シュートチャンスがなければ自分は点を取れないし、そのチャンスを作るのが自分の役目。
どこかでリスクを冒さないといけない。そのタイミングを見計らっていきたいなと思います」と常日頃から磨きをかけている点取り屋の嗅覚を遺憾なく発揮する意向だ。
その結果として、強豪・ブラジルから自ら1点を奪えたら最高だ。今季ブンデスリーガ得点ランキングトップに立つ男も、アギーレジャパン発足後はいまだ日本代表での得点がない。
「ゴールを決めることが僕の場合は一番大事になってくる」と言い切る彼にしてみれば、現状は絶対に納得できないはず。ブラジル大会でコロンビアから一矢報いるゴールを奪った岡崎が、コロンビアを下したブラジルから1点を取れば、ストライカーとしての階段をまた1つ、駆け上がることができるのではないか。
「ブラジルとは1回しかやってないけど、まだ点を取ってない。取りたいですね。この試合で点を取ることで、『自分の生きる道』を見つけられる。自信にもなると思うんで、それを取りに行きたいと思います。
そのためにも、自分がいかに多くのボールを引き出せるか、いかに受け手になれるかだと思う。ゴールに向かうプレーもあるし、ペナルティエリアのボックスの外でもらって起点になることもある。そういう積極的なチャレンジをしていきたいですね」
日本が誇る生粋のストライカーの爆発なくして、新生・日本代表がサッカー王国から金星を挙げることはあり得ない。今回こそ岡崎の一撃に大きな期待を寄せたい。
【了】
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