「ゴール前を締めとけばやられない。俺らにもチャンスがある」
10日のジャマイカ戦(新潟)ではアギーレジャパン発足後、初めて1トップで先発出場を果たした岡崎慎司(マインツ)。
プレミアリーグでプレーする屈強なDFモーガン(レスター)を背負いながらポスト役をこなすのには難しさも垣間見せたが、本人としては「自分のやりたいサッカーに少し近づいた」と前向きな手ごたえを得たという。
決定機を何本か外したことには反省しきりだったが、願い続けた1トップの定位置確保に一歩、前進したのは間違いない。
その後、灼熱のシンガポールへ移動し、中3日でブラジル戦を迎える。アギーレ監督は前日会見で「スタメンを6人入れ替える」と明言しており、岡崎といえども、必ずしも先発出場できる確証はない。
だが、彼や本田圭佑(ミラン)、長友佑都(インテル)といった面々はザックジャパン時代にブラジルと戦っており、その経験値は若く未完成のチームにはやはり大きい。岡崎には必ずどこかで出番があるに違いない。
「(監督が)ドゥンガになってから、ブラジルのサッカーはどちらかというと守備的という話をされて、自分もそうなんだって感じました。意外だったけど、4人で攻めてきて、あと6人で守る形だと。ビデオで見ると逆に持った時に前にスペースがあるから(攻撃陣が)イキイキしているなって印象はあるんですよね。
ただ、ゴール前を締めとけば、あんまりやられない感じはする。ネイマール(バルセロナ)とかもたぶんサボってくると思うし、俺らにもチャンスがあるから、そこでダイナミックにミスを恐れずに行けるかがポイントになると思います」