フラッグとバナーの規制緩和を求めた13歳の日本サポーター
何百人ものファンがブラジルとの親善試合を観戦するために日本からシンガポールへ旅立つ準備を始めた。そのため、JFAはシンガポール・ナショナルスタジアムへの持ち込み禁止リストを発表した。寸法が1メートル×2メートルより大きいバナーまたはフラッグ、旗ざお類、楽器、さらにはスクーターを含んでいる。
しかし、多くの規制にも関わらず、1人のサポーターは、ハビエル・アギーレがピッチに現れる際に多くのフラッグとバナーがTVに映し出されるようにスアジアム当局とサムライブルーのファンに働きかけた。
そのサポーターとは、オーストラリア人のジェームズ・ガウ君。そんな彼がなぜ日本代表に情熱を注ぐのか話を聞いた。
――少し自己紹介をして下さい。
「僕の名前はジェームズ・ガウ。シドニー生まれの13歳で、お父さんの仕事野都合で2011年末にシンガポールへ引っ越したんだ」
――本当に13歳なんですか?
「そうだよ!」
――ジョークじゃなくて?
「ジョークじゃないよ!(編注:ジェームズ君は、彼が2000年11月16日生まれであることを証明した)」
――どうしてサッカーが好きになったんですか?
「僕が5歳のときにシドニーFCがAリーグに加わったんだ。最初のシーズンにドワイト・ヨーク(元プレミアリーグのベテランでトリニダード・トバゴ代表選手)がプレーしていたんだけど、僕は2、3試合観戦して虜になったんだ。
それから2005年11月16日、僕の5歳の誕生日に代表チームが22年ぶりとなるW杯進出を決めたんだよ! その時には完全にサッカーに魅了されていた」