日本代表は、14日にシンガポールでブラジル代表と親善試合を行う。試合前日となった13日には、ブラジル代表のドゥンガ監督が会見に出席した。

　1995年から98年までジュビロ磐田でプレーしたドゥンガ監督。当時と現在の違いについて聞かれると「比べるのは難しい。当時は国際経験がなかったが、今は経験豊かな選手が多いからだ」と日本サッカーを取り巻く環境が大きく変わっていることを認めた。

　11日に中国・北京でアルゼンチンと対戦してから、わずか中2日でシンガポールに移動して試合を行うことについては「中国までが長旅だったし、大気汚染がひどかったので、6人の交代枠はすべて使いたい」と、日程だけでなく話題となった大気汚染の影響も危惧した。

　ルイス・フェリペ・スコラーリ監督に率いられたブラジルW杯では準決勝でドイツに1-7の歴史的大敗を喫するなど無念の結果に終わり、地元のファンも落胆。それだけに、「最も大事なことはそれぞれの選手の資質を生かして、それをひとつの力に変えていくことだ」と王国復活への意欲を示した。

【了】

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