DF内田篤人の所属するシャルケのホルスト・ヘルトSDは12日、ドイツのテレビ番組『ドッペル・パス』に出演。イェンス・ケラー前監督の解任理由とロベルト・ディ・マッテオ新監督によるこれからのシャルケについて語っている。
ヘルトSDはまず、「一貫性に欠いていた」とケラー前監督の解雇理由を明かした。また、「後半戦に向けて、我々は安定性を必要としていた」とリーグ再開前にテコ入れを図った様子。そして、タイミングも「我々が正しいと納得できる時期」だったという。
しかし、ケラー前監督は負傷者続出で苦しい戦いを強いられていたことも事実。それついて同SDは「確かに怪我は大きな問題だ。代表のみならず、欧州トップリーグ全体的にね。選手たちの負担は限界に達している」と認めた。そのため、これ以上試合数を増やすべきではないと警告している。
ディ・マッテオ新監督については「経験豊富な男だ。ラツィオやチェルシーのようなビッグクラブでのプレー経験もある」とコメント。そして、守備的なサッカーをするのではないかという不安を「シャルケでは攻撃的なサッカーをしてくれる」と一蹴。ただし、「相手にもよる」と臨機応変に対応していくと考えている。
さらにチェルシー時代は「チームがエゴイストの集団だった。それゆえ、1つの型にはめてFAカップとCL(チャンピオンズリーグ)を制している」と補足している。
リーグ再開前にテコ入れを計ったシャルケ。再開後のヘルタ・ベルリン戦ではメンバーもさることながら、どのような戦い方をするのか注目される。
【了】
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