今季限りでの引退を表明しているサンパウロの元ブラジル代表GKロジェリオ・セニ。GKながらFKやPKのキッカーを務めることで知られ、22年のプロキャリアで1132試合に出場して120ゴールという記録を残している。(13日現在)
セニは、1990年からサンパウロに所属してブラジル全国選手権で通算543試合に出場するなど20年以上に渡って貢献した。そのため、クラブは功労試合として来年1月にリヴァプールと対戦する可能性があると、現地時間11日にブラジル紙『フォーリャ・デ・サンパウロ』が報じている。
両者は2005年、日本で開催されたFIFAクラブ世界選手権(当時の名称。2006年に現在の「FIFAクラブ・ワールドカップ」に変更された)の決勝で対戦。この時は1-0でサンパウロが勝利し、世界一になるとともにR・セニはMVPを獲得した。
しかし、プレミアリーグにはウィンターブレイクがなく、リヴァプールは12月から1月に掛けて、11試合が予定されている過密日程の真っ最中。
そのため、サンパウロは第2候補としてイタリア、セリエAのACミランを挙げているようだ。サンパウロとミランは1993年に当時のトヨタカップで対戦し、サンパウロが3-2で勝利している。
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