「まるで中学生とプロ」。大量失点を喫したブラジルへリベンジ誓う
ジャマイカ戦で西川が無失点勝利に貢献したこともあり、14日のブラジル戦(シンガポール)も彼が連続出場する可能性は否定できない。ただ、川島にはザックジャパン時代に2度、ブラジル戦に出場した経験がある。
2012年10月の親善試合(ブロツワフ)は0-4、2013年6月のコンフェデレーションズカップ(ブラジリア)は0-3といずれも完敗を喫している。
コンフェデの際、長友佑都(インテル)は「まるで中学生とプロの試合」と自虐的な形容をしていたが、ネイマールに計3点、パウリーニョ(トッテナム)に計2点を奪われている守護神としては、何としてもピッチに立ち、リベンジを果たしたいゲームなのは間違いない。
「ブラジルはホントに個が強いので、自分たちがどれだけ耐えられるかって部分が大きい。それをチームでやりながら、個々の部分で負けていたとしてもやらせないことが大事だと思います。
(ネイマールやパウリーニョにはわずかなスペースが空いただけで決められた?)それが彼らの強さだし、そういう競争の中でここまでやって来ていますから。ネイマールの違いはシュートの正確性。決めなきゃいけない瞬間に決められる正確性が他の選手とは違う。
もちろんブラジルの中でネイマールが大きな存在ってことは変わらないけど、昨日のアルゼンチン戦で点を取ったのはネイマールではないし、他の選手たちも大概、能力がある。彼だけを抑えればいいって話ではないですよね。
自分たちは守備の面で彼らにスキを与えないことが大事。ゲームの中で我慢しなきゃいけない時間帯も多くなると思いますけど、それを感じ取りながらプレーできるかどうかでしょう」と川島はネイマールの一挙手一投足を思い描きつつも、チームでいい守備をしてブラジルの強力攻撃陣全体を封じることの重要性を改めて強調していた。