ドイツ代表は10日、欧州選手権(EURO)予選のポーランド戦会場であるワルシャワに到着した。試合前日会見でヨアヒム・レーヴ監督は、チームが順調な仕上がりであることを明かしている。
移籍が噂されるアーセナルFWルーカス・ポドルスキと会見場に上がったレーヴ監督。まず同会見にポドルスキが訪れたからといって、先発であるとは限らないと前置きした。
それでも、ポドルスキに対する信頼は厚く「アーセナルではベンチスタートが多いが、先発で行くことも可能」と考えている。ただし、可能性であり「最終的には最後の練習を見て決めたい」と述べた。
合流が遅れ心配されていたFWアンドレ・シュールレ、MFユリアン・ドラクスラーもすでに問題はなく、出場可能だという。
今回は初召集のMFカリム・ベララビ、ブラジルW杯では選外だったFWマックス・クルゼなど代表経験の少ない選手も多い。それに対しレーヴ監督は「我々にはマヌエル・ノイアー、マッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテングをはじめ、トニ・クロース、マリオ・ゲッツェなどがいる」とW杯優勝を経験し、チームの軸となる選手の存在に期待している。
さらにMFメスト・エジルが怪我で離脱したことも「計算に入れている」と心配していないようだ。
しかし、「世界チャンピオンになったことで追われる立場である」とどの国も普段以上の力を出してくることを理解している様子。ポーランドも例外ではなく、2014年5月に親善試合で引き分けた経験もあるだけに「十分な注意が必要だ」と警戒している。
そしてFWロベルト・レヴァンドフスキを擁するポーランドと、次の対戦相手アイルランドを「1位を争う最大のライバル」とリスペクト。その上で「熱い試合を期待している。そして我々は9月の時よりも良いチームをお見せできると信じている」と自信を見せた。
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