MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントは10日、公式サイトでMFイルカイ・ギュンドアン、マルコ・ロイスの両選手が実戦復帰したことを伝えている。
422日間の長いリハビリ生活を終えようやくピッチにギュンドアンが帰ってきた。同日行われたドルトムントU23対ボーフムU23の試合に、同様に怪我でリハビリ中だったロイスと共に参加。両選手とも前半のみ出場し、ドルトムントが2-0で勝利した。ギュンドアンは出場のみならず、1得点を記録し自らの復帰を祝っている。
2013年8月14日のドイツ代表対パラグアイ代表の親善試合で腰椎を負傷したギュンドアン。保存治療を行っていたがうまくいかずに、6月に手術に踏み切った。1年以上に及ぶリハビリ生活から解放され、状態も良好のようだ。
またロイスも同様に、9月7日に行われた欧州選手権予選のスコットランド戦で足首を負傷していた。この日の試合ではゴールこそなかったものの問題はない様子。
公式サイトによれば、次節アウェーで行われるケルン戦の遠征メンバーに入れる可能性が高いという。しかし、長いリハビリからの復帰だけに慎重な判断が必要があり、次週の練習の状態を見てから決定するとのこと。
ユルゲン・クロップ監督と試合を観察していたミヒャエル・ゾルグSD(スポーツディレクター)は「二人ともとても良い感じだ。特にイルカイは、長い間試合をしていなかったとは思えないほどにね」と喜んでいる。それでも「これは復帰後最初の試合であって、しかも前半だけしかプレーしていない」と楽観視するべきではないと慎重さを崩さずにいる。
苦境にあるドルトムントにとって、この二人の復帰は大きな助けになるに違いない。まだリバウンドなどの可能性もあり安心はできないが、巻き返しへ向けて着々と戦力が戻って来ているのは確かだ。
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