「これは子供のサッカーじゃなくて国際サッカーだ!」
日本代表は10日、新潟デンカビッグスワンスタジアムでジャマイカ代表と対戦して1-0で勝利を収めた。
ハビエル・アギーレ監督の就任3試合目となったこの試合、日本は前半16分に相手DFナイロン・ノスワーシーのオウンゴールによって1点を先制。その後は圧倒的に攻めながらもチャンスを決め切れず1-0で終了。新体制での初勝利を挙げながら消化不良の内容に終わった。
この試合についてイタリア人ジャーナリストのチェーザレ・ポレンギ氏とイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に話を聞いた。
――まず、試合前にスタメンを見て注目した選手は誰でしたか?
チェーザレ(以下、チェ)「武藤!」
ショーン(以下、ショ)「西川と塩谷。ここ数年の日本代表は守備に安定感が無かったから、この2人がレギュラーになるかどうか…。あとは長友、森重、岡崎、本田、武藤はアギーレのテストに合格したね。怪我がなければオーストラリアに行くでしょう」
――日本がオウンゴールで1点を先制しました。
ショ「誰がオウンゴールしたのか分からない。リプレイもなかったし発表もなかった。何で? これは子供のサッカーじゃなくて国際サッカーだ! 恥ずかしくならないのかと思う」
――オウンゴールをしたのはナイロン・ノスワーシー。33歳のCBで、現在は無所属ですが、05年~10年までの間にサンダーランドでプレミアリーグ通算85試合に出場しています。
ショ「ほら、プロフェッショナルな大人の選手だよ? こんなことしているのは日本だけだよ」
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