9日、ドイツ紙『ビルド』は、MF長谷部誠はもう日本代表のキャプテンに指名されないだろうと報じている。
今回の日本代表メンバーから外れたことを長谷部は「誰からも何も言われませんでした。スタッフからも監督からも。ただ乾(貴士)から”選ばれていない”と聞きました」と笑いながら同紙に答えた様子。同時に「残念です」とがっかりもしたようだ。
9月の親善試合の際には、招集されたが膝の怪我で途中離脱。その際にキャプテンにはもうならないだろうと薄々感づいていた模様。
それに対し長谷部は「若い選手がキャプテン任命されることは正しいと思う。でも、僕は日本のためにプレーしたい。常に誇りを持っている。1月のアジアカップでもメンバーに選ばれたい。もちろん」と代表を退くつもりはない。
トーマス・シャーフ監督も長谷部のリーダーシップを重要視している。長谷部自身もフランクフルトでの練習初日に「リーダーシップを取りたい」と語っている。
日本代表に招集されなかったことに関しては残念な様だが「フランクフルトの方に集中できる。東京に行って、その後シンガポールだと体への負担が大きいからね」とポジティブにとらえている。
そして、現在のフランクフルトの状況に「スタートはうまくいっている」と現在5位につけるチームにまずまず納得の様子。そして目標は「チャンピオンズリーグ(CL)」と笑顔で答えたという。
ヴォルフスブルク時代に優勝とCLを経験している長谷部。その経験はチームの力になるに違いない。
【了】