香川や本田にも要求。絶対的1トップへ「自分主導でやりたい」
そのためにも、周囲との連携は不可欠だ。とりわけ、今回初めて4-3-3のインサイドハーフに入ると見られる香川真司(ドルトムント)とのタテ関係をどう構築していくかは、チームの成否を左右する重要テーマになってくる。
ザックジャパン時代は4-2-3-1の左右のアタッカーというヨコ関係にいた2人が、前後の位置に入ってうまく呼吸を合わせられるのか。それは岡崎自身も楽しみにしている部分だ。
「もちろん、真司のドルトムントのプレーを見ていますけど、長いボールも蹴れるし、キープもできるし、上がってきて点も取れるっていう何でもできる選手だと思う。
自分が前にいたらパスも待つこともできるし、ワンツーを狙ったりできるし、自分が点を取る動きにも会わせてくれると思うから、ホントに心強い。ただ、個人的には自分が前にいるなら、自分主導でやりたい。(僕の動きに)合わせてもらえるように(真司に)言っていこうかなというところはあります」
これまでの岡崎は遠藤保仁(ガンバ大阪)や長谷部誠(フランクフルト)ら年長者の意見に合わせていくタイプだったが、ベテランの域に達しつつある今は自らイニシアティブの取れる選手へと確実に変貌しつつある。
香川や本田圭佑(ミラン)に要求を出し、自分に合わせるように仕向けるくらいになって、初めて絶対的な1トップになれるのかもしれない。それだけ堂々と逞しく君臨する岡崎を今回のシリーズではぜひ見てみたい。
【了】
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