パトリックと宇佐美による得点数の総数に対する割合は「42.9%」
6連勝を飾り2位に浮上したG大阪。W杯による中断明け以降の成績は11勝1分け1敗、36得点はリーグで最多で8失点は同最少と抜群の安定感を見せている。14節終了時点では勝点15の16位であっただけに、この躍進は特筆に値するだろう。そこで今回は、彼らにどのような変化があったのかを探っていく。
「42.9%」
この数字が何を意味するか分かるだろうか。これは図1に示した15節以降の試合におけるパトリックと宇佐美による得点数の総数に対する割合だ。全ゴールの半分近くを2人が奪っているというデータだけでも、オフェンス面における彼らの貢献度がどれだけ高いか分かるだろう。とりわけ、前者は7月に途中加入をすると即座にチームのスタイルにフィットし、宇佐美と見事な関係を構築(図2)。鹿島戦では宇佐美のアシストでパトリックが得点を奪うなど、ホットラインとして攻撃を牽引している。
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