アギーレに問われている“倫理観”
現在、日本代表監督の任務を背負い、日本にいるため、今回の反汚職防止検察機関からの呼び出しには、書面で答えるとしているアギーレ氏だが、この件を明らかにするためには、事情聴取を受けるのも構わないと調査に協力的な姿勢を示していると『エル・ムンド』紙は合わせて報じている
1部残留と2部降格という天国と地獄を分け隔てる境には、今までも常に金の匂いがつきまとっていた。今回、日本代表監督がこの疑惑に巻き込まれているのは遺憾だが、スペインプロフェッショナルリーグ会長からの告発、警察への調査依頼というのは稀に見るケースだ。
アギーレ監督、一部のサラゴサ選手への支払いは、モチベーションをあげるためのボーナスとも言えるが、元会長が金銭の取引を一切否定している以上、純白な金銭とは言い難いのだろう。ここで問われているのは、ほかでもないサッカーにおける倫理観なのだ。
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