日本代表は6日、ジャマイカ戦(10日)に向けた合宿を新潟市内でスタートさせた。
ハビエル・アギーレ監督にとって2回目となる日本代表合宿だが、DF吉田麻也と昌子源と2人のセンターバックが負傷離脱。スタートから修正の必要性に迫られたが「彼らは不運だった。代わりの選手も能力は高いので、彼らにチャンスを与えたい」と追加招集されたDF鈴木大輔とMF田口泰士への期待を口にした。
また、自らの哲学では「キーパー、アンカー、センターフォワードが重要だ」と語っており、9月の2連戦で本職がセンターバックである森重真人のアンカー起用はアギーレジャパンにおいて“目玉”ともいえる起用法となった。
しかし、吉田の負傷でその森重がセンターバックに回ることが予想されている。その場合には森重に代わってMF細貝萌がアンカーを務めることが有力となっているが「彼は、あのポジションを完全にこなせると考えている。狙ってボールを奪い、そこから良い配球ができる」と厚い信頼を寄せていることを明かした。
前回のベネズエラ戦ではFW武藤嘉紀の活躍もあって、ポジティブな印象で捉えられがちだが、実際にはホームで計4失点を喫して1分け1敗。決して順調な船出とはいかなかったため「ジャマイカ戦でまず1勝目をあげたい」と勝利を追求する姿勢を示した。
そして、「大事なのは結果を出しながら、選手を見続けるということ。そしてチームのパフォーマンスを上げていく」と結果を出した上で内容を突き詰める意思を語った。
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