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香川真司 10年前

「最も大きなクロップの危機」。分岐点に立つドルトムント。7試合で勝ち点7は“カタストロフィ”

text by 本田千尋 photo by Getty Images

CLで結果を残しながらリーグ戦で苦戦

 ビルト日曜版に対してクロップは「どん底」と述べたが、また同様に「残りのシーズンへのスタート地点」ともしている。

 クロップは言う。

 「今私は耐えなければならない。危機は助けともなり得る。我々の問題点は安定性の欠如にある。今我々が適切な処置を掴めば、また違ったことが動き始める」

 一方でセバスチャン・ケールは「7試合で勝ち点7はカタストロフィだ」とコメントを残した。

 ビルト日曜版は、ドルトムントが同じチームでチャンピオンズリーグでは冴え渡った試合をしながら、ブンデスリーガでは上手く行っていないことについて、「奇妙なこと」と記している。

 5日付のルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレスは「ラソッガがクロップを危機の中に撃ち落とす」と大きな見出しを付けた。

 同紙に対してハンブルガーSVの指揮官ツィーンバウアーは「彼(ラソッガ)はピッチの上で正しい解答を示した」と喜びを現したという。デュッセルドルフ・エクスプレス紙はドルトムント対ハンブルガーSVの一戦をHSVの勝利として報じた。

 ビルト日曜版はドルトムントの現状についてまた次のように記している。

 ビルト日曜版:「ドルトムントの選手達はHSVに対してほとんど明らかなチャンスがなくプレーした。そこには負傷したロイス、ギュンドアン、ムヒタリヤン、ブワシュチコフスキ、そしてサヒンのクリエイティビティを欠く」

 ドルトムントはまさに分岐点に立っている。

【了】

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