研究してくる相手チーム。待たれる負傷者の復帰
第4節のマインツ戦もそうだったが、「引いた相手をどのようにして崩すのか」というこれまではあまり見受けられなかった問題ともドルトムントは今シーズン向き合っていかなければならないようだ。
香川が言うようにブンデスリーガのクラブはドルトムントのスタイルを「研究して」来ている。手堅い守備からのカウンターという手段を取れば、プレスからの速攻というドルトムントのお株を奪うことも出来る。
最終的にはドルトムントは、インモービレとラモスの2トップにオバメヤンをトップ下に配置して前に人数を掛け、香川がより後ろからゲームメイクをすることとなったが、それでもゴールに至ることは出来なかった。結局ドルトムントが0-1のスコアでブンデスリーガの最下位チームに敗れることとなってしまう。
そこでやはり待たれるのは、ロイスとギュンドアンの復帰となるだろう。いかに香川がチームにフィットしてきたとは言え、1人で局面を打開することは難しい。ハンブルガーSV戦の終盤では後ろよりのポジションでプレーすることとなってしまったが、ギュンドアンが復帰すれば、こうした場合に香川はより前でプレーすることが出来るだろう。そしてロイスは再びクリエイティビティをチームにもたらすはずだ。
2人はブンデスリーガの中断期間の後の復帰が見込まれている。中断期間が明けてドルトムントはまた新たなスタートを切ることになるのである。
【了】
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