オランダサッカー協会は3日、ブラジルW杯でも活躍したFWディルク・カイトがオランダ代表から引退すると発表した。
フェイエノールト、リヴァプールなどで活躍し、現在はトルコのフェネルバフチェでプレーするカイト。
元々はセンターフォワードとしてプレーし、2004-05シーズンのフェイエノールトでは29ゴールを挙げ、得点王を獲得。
リヴァプール移籍後はサイドでの起用が多くなったが、守備に奔走する献身的なプレーが高く評価されていた。
今夏のW杯ではユーティリティ性を存分に発揮した。試合ごと(もしくはその試合の最中)にポジションを変わってもすぐさま対応。ウイング、サイドハーフ、そしてサイドバックまでこなし、オランダ代表のベスト4進出に大きく貢献した。
2004年の代表デビューから10年間で104試合出場24ゴールという記録を残したカイト。ワールドカップを3大会経験した34歳のベテランが、“オランイェ”(オランダ代表チームの愛称)でのキャリアに幕を閉じた。
【了】