リーガエスパニョーラを揺るがしている一連の八百長疑惑に関して3日、スペイン『エル・ムンド』紙が発表した追加情報によると、サラゴサの八百長に関与している10人は選手9人と監督1人。要するに、当時サラゴサの監督だった現日本代表監督ハビエル・アギーレ氏である。
同紙によると、試合の買収は総額120万ユーロ(約1億6400万円)。アギーレ監督は選手同様9万ユーロ(約1230万円)を受け取った。ガビの場合は8万5000ユーロ(約1160万円)だったので、多少の誤差はあるが、選手9人と監督1人合わせて総額80万ユーロから90万ユーロになる。
残りの40万ユーロ(約5500万円)は試合前日にサラゴサのアガピト・イグレシアス前会長が口座から恐らくレバンテUDに渡す為に下ろしていると立証されている。アガピト氏は選手に入金したお金はボーナスだったと述べ、用意した40万ユーロはクラブ費用の為だったと供述。
アギーレ監督は先日の記者会見でも「まったく心配していない」と語るなど落ち着いており、この件に巻き込まれることはないと考えている。しかし、特捜部が彼の証言を必要とする場合、スペインに出向かう意向の模様。
全ての証言が終わった後、スペイン特捜部は告訴を行う。誰を容疑者、証人として出廷されるかはまだ不明。この事件のキーポイントはサラゴサの選手の口座から無くなったお金がレバンテの選手に渡ったと証明できることである。
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