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CLシャルケ戦で主審に罰金の可能性。バニシングスプレー未だ許可されず

text by 編集部 photo by Getty Images

CLシャルケ戦で主審に罰金の可能性。バニシングスプレー未だ許可されず
バニシングスプレーを使用した場合、罰金の恐れがあるとドイツ紙「ビルド」が報じた【写真:Getty Images】

 30日(日本時間深夜)に行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)のシャルケ対マリボル戦で、スペイン人主審のカルロス・バルスコ・カルバロ氏がバニシングスプレーを使用した場合、罰金の恐れがあるとドイツ紙「ビルド」が30日に報じている。

 以前報じたようにバニシングスプレーは、「テュフ・ラインランド」の調べで内容物および警告表示の不足からドイツを含むEU圏内での使用は許可できないとされていた(https://www.footballchannel.jp/2014/09/27/post49849/参照)。

 さらに試合の行われるドイツ・ゲルゼンキルヒェン市議会広報のマーティン・シュールマン氏も同紙に対し「禁止されているスプレーをもし使用した場合は、それなりの処罰を下さなければいけない」と話している。

 処罰の対象となるのは、使用者である主審のカルバロ氏。罰金は5~55ユーロ(約690~7590円)であるが、カルバロ氏はCL1試合で4800ユーロ(約66万2400円)を得る。本人にとってはあまり大きな痛手にはならないかもしれない。

 EU圏内で行われる他の試合も当然テュフは許可していない。これについてUEFA広報のラース・エレンソン氏は「この問題について検討し、そのフィードバックを後日受け取ることになるだろう」と述べている。

 すでにCLやヨーロッパリーグ第1節で使用されてしまっている。果たして、UEFAは試合開始までに代替品を見つけるのか? 広報の返答にはあまり切迫感はないが、キックオフまでもう時間はない。

【了】

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