イングランド、フットボールリーグ2(4部相当)に在籍するポーツマスは700万ポンド（約12億4000万円）の負債の返済が完了したことを公式サイトで発表した。

　ポーツマスは07-08シーズンにはFAカップ制したが、翌年には金融危機の影響から多額の負債を抱えることに。その後、オーナーがころころと変わるも事態は好転せず。結局は二度の破産に加え、4部リーグに降格と暗黒期に突入。2013年にはサポーターが立ち上げた団体からの寄付でチームは存続していた。

　市民クラブとしてリスタートを切ったクラブは今年9月29日、晴れて負債の完済を発表。最高経営責任者のマーク・カトリン氏は「ポンペイ(ポーツマスの愛称)は完全に負債から解放された。でもこれはあくまでスタート。これから前進あるのみで、もうピッチ外の問題に振り回されることはない」とポーツマスの地元紙『Portsmouth News』に語った。

　再び強いポーツマスをプレミアリーグで見られる日はやって来るのだろうか。かつての名門は再建への確かな一歩を踏み出した。

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