28年ぶりアジア大会制覇へ楽観視出来ず
韓国の決定力不足を指摘するメディアは少なくなく、『Moneytoday』も「この日の試合でも慢性的な決定力不足が露呈した。
韓国はシュート数で11-3と日本をリードするなど、主導的なプレーを披露したものの、試合終盤の相手のファールによるPKからの1ゴールに満足しなければならなかった」と嘆いた。
『wowsports』も韓国に厳しい評価を下している。
「相手のスピーディーなプレスにどのように対応するか。つまり“脱プレス”が韓日戦に臨む韓国の最も大きな宿題だった。しかし、もどかしい試合内容は、香港戦と大きく変わらなかった。無謀なクロスが乱発されることはなかったが、何度も得たセットプレーのチャンスを生かせなかった」。
「“21歳以下”の日本にてんてこ舞いになったイ・グァンジョン号、残念だった韓日戦」との記事を掲載したのは『NEWS1』だ。
「最も大きな問題点は、単調な攻撃パターンだ。5試合で10ゴールを記録しているが、サイドからのクロスという単純な攻撃に依存している」、「韓国代表が28年ぶりにアジアのトップとなるためには、攻撃陣の奮発とセットプレーの正確性を上げる必要がある」などと忠告している。
韓国メディアの試合後の厳しい論調からは、「もっと圧倒してほしかった」という本音が見え隠れしているようだ。
日韓戦の試合内容を見る限り、28年ぶりのアジア大会制覇に向けて、少しも楽観視できそうにない韓国。1986年のソウル・アジア大会以降、準決勝の舞台では一度も勝利できていないという嫌なデータもある。本当の試練はこれからと言えそうだ。
【了】
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