快勝のアーセナル戦も過去の記憶。香川は『どうするべきなのか』
最後に「新加入選手」である。ビルト紙は、インモービレとギンターの名前を上げて、「これまで『システム・クロップ』の中で正しく自分を見出せていない」と記した。しかし同時に同紙は、「記憶を辿る:レヴァンドフスキもまたスタートの困難があった。しかしこの問題をクロップは解決出来る」としている。
ビルトの分析を下に考えてみると、怪我人が戻ってチームにクリエイティビティが戻ること、つまらないミスを無くすこと、新加入選手が「システム・クロップ」を理解すること、の3点が現状のドルトムントに必要ということになってくる。
29日付のドルトムントの地元紙ルール・ナッハリヒテンは、「黒と黄色(ドルトムントのチームカラー)における危機のムード」という見出しの記事を掲載した。
同紙はまた「ルール・ダービーが情け容赦のないボルシア・ドルトムントの問題を明るみに出す」として、地面に座り込んで両手を上げる香川の写真を掲載した。
「ドルトムントのゲーム・メイカーであるシンジ・カガワは『自分はどうするべきなのか』と考えているように思われる」として、あくまで香川の頭の中を推測しながらドルトムントの現状を伝えようとしている。
ルール・ナッハリヒテン紙は「これまで1度もリーガで無失点の試合をしていない」として、「アーセナルを相手にしての祭りが2週間の過去であることが信じられない」と記した。
ドルトムントは16日にチャンピオンズリーグのグループD第1節でホームにアーセナルを迎えて、2-0と無失点で勝利している。
またベンダーとギンターのダブルボランチについて指摘しているところは、先のビルト紙と同様だ。