26日、電撃就任を果たした名波浩新監督率いるジュビロ磐田。多くの注目が集まる中で行われた愛媛FCとのホームゲームとなったが、試合は磐田が勝利。
スコアレスで迎えた後半に、櫻内渚のクロスに前田遼一がヘディングで合わせて先制すると、ショートカウンターから松井大輔のスルーパスに抜け出した松浦拓弥が得点をあげ2-0。
名波監督の初采配となった試合を順風な船出を飾った。3位・磐田にとっては14試合ぶりの完封勝利となり、これによって、この日敗れた2位・松本山雅との勝ち点差が5に縮まった。
そして試合後には東京に移動し、2009年から5年半に渡ってレギュラーをつとめていたテレビ朝日の人気サッカー番組「やべっちF.C.」に出演。初采配となった試合を振り返りながら、試合前にはロッカーを20往復するほど緊張していたことや、2007年に亡くなった母親の墓前で30分ほど瞑想して監督就任を決断したエピソードなどを明かした。
番組の最後には「プレーヤーとして解説者としてこれまでサッカーの魅力を伝えてくださった名波さん 今度は“監督 名波浩”としてサッカーの素晴らしさを伝えてください そしてたまにはやべっちF.C.に出演してください。いつもまでも応援しています。5年半ありがとうございました」との応援VTRで激励。
司会の矢部浩之氏から花束を受け取った名波氏は「今後は第3のサッカー人生として指導者、監督というものを選びましたので、またみなさんの期待に応えられるように、そして日本サッカーを盛り上げられるように頑張っていきたいと思っています」と視聴者に最後のメッセージを述べていた。
ほんの一週間前には視聴者が想像もしていなかった番組の電撃卒業による監督就任。名波監督にとっても、激動の3日間だったに違いない。
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