前節、J1第25節で大久保嘉人が今季第1号となったハットトリックを達成。すると今節第26節ではガンバ大阪のFWパトリックがハットトリックを達成した。J1リーグでは2節連続でハットトリック達成者が生まれたこととなった。
1-1で迎えた後半21分、宇佐美貴史からのクロスに走り込むと、倒れ込みながらも右足で押し込んで勝ち越し。34分にも宇佐美からのパスに抜け出すと、飛び出して来たゴールキーパー・林彰洋の動きを見ながら、絶妙なループシュートで2点目。39分には林彰洋のキャッチミスに素早く反応し、豪快に蹴り込んで3点目。18分間でのハットトリック達成となった。
「パトリックのハットトリック」ということで、インターネット上ではそれをもじった「パットトリック」というワードが飛び交い、話題となっていたほどだ。試合はガンバが4-1で大勝している。
実はガンバ大阪にとって「パットトリック」はこれが初めてではなかった。かつてパトリックという名前の選手がガンバ大阪には在籍していたからである。それは1997年~98年にクラブに在籍していたパトリック・エムボマ。
元カメルーン代表として長く活躍し、「浪速の黒豹」として日本のサッカーファンにも強烈なインパクトを残していることで知られている彼が、1998年4月18日の柏レイソル戦でハットトリックを達成しているからである。ガンバにとっては2度目のパットトリックというわけである。
ちなみにガンバ大阪のJ1リーグ戦ハットトリックはこれで20度目。これはJ最多記録となっている。攻撃のガンバ大阪という看板は、今後も変わらなさそうだ。
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