大会連覇まであと1勝
なでしこジャパンは29日、アジア大会準決勝でベトナムと対戦した。
準々決勝でベンチスタートとなった阪口夢穂や宮間あやもこの日はスタメンに名を連ねた。
立ち上がりこ前から奪う姿勢を見せたベトナムだが、次第に守備を固めるようになりなでしこジャパンがボールは保持する。
24分、クロスボールのこぼれを阪口が拾い、落ち着いて決めてなでしこジャパンが先制した。得点力を発揮する阪口は今大会5点目となった。
その後は攻撃の精度を欠いて追加点は奪えなかった。
後半もなでしこががボールを支配し攻撃を組み立てる。すると8分、CKの流れから最後は長船加奈が決めて2-0とリードを広げた。
28分、宮間のロングシュートがクロスバーを叩くも、途中出場の菅澤優衣香がこぼれを拾ってシュート。しかしこれはGKのセーブに阻まれCK。
それでもこのCKから菅澤が今度はきっちり頭で決めて3点目を奪った。直後になでしこジャパンは阪口に代えて猶本光を投入。
ベトナムも何度か攻め込む場面を作ったが、なでしこジャパン守備陣が落ち着いて対応。44分、相手に持ち込まれシュートを打たれるも、ゴールは許さなかった。
その後もチャンスを作るが、相手の懸命な守りやシュート精度を欠くなど追加点は奪えなかった。
結局このまま試合は終了。なでしこジャパンが3-0でベトナムを下し、決勝進出を果たした。
【了】