危機を脱したシャルケ、危機的状況のドルトムント
ドルトムントの指揮官ユルゲン・クロップは言う。「今日は我々とってくだらない夜だということに、異論を挟む余地はない」
9月28日付の大衆紙ビルト日曜版は、シャルケがドルトムントを2-1で下した一戦を、27日に行なわれたブンデスリーガの試合の中でのベストマッチに選定した。
同紙は「ケラーとクロップは危機を交換する」という大きな見出しでルール・ダービーを報じている。
ビルト日曜版:「ドルトムントはすでに3試合で勝利の結果がない。シャルケの指揮官は感情の爆発でダービーの勝利を祝う『ただ素晴らしい』」
同紙によれば、シャルケの監督ケラーは、ドイツカップの初戦で3部のドレスデンに敗れたことを皮切りに、ブンデスリーガで4試合勝利なしということで再び危機の中にあったが、前節のブレーメン戦、そして今節のドルトムント戦の勝利で危機を脱した、とのことである。
一方で敗れたドルトムントについては、「はっきり言って多くの時間はない」とされている。ビルト日曜版は、10月1日のチャンピオンズリーグ、アンデルレヒト戦について「弱々しかったシャルケ戦での前半のように難しいものとなるだろう」といった見方をしている。
主将のフンメルスは「我々は今やアンデルレヒトで、続いてHSVとのブンデスリーガで出来る限り2つの勝利を獲得しなければならない」とのコメントを同紙に残した。
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