選手個々が低調で生じたズレ。地元記者も厳しい評価
ただ、機能しなかったのは体力だけの問題だったのだろうか。
ガゼッタ・デッロ・スポルトのマルコ・パソット記者は「戦術などの問題ではないと思うし、前線に4人を割いたこのフォーメーションは今後もやれるだろう」と語る一方で、「今日は今までと違い前線の選手の“共存”が上手く行かなかった」と分析。
そして本田を含め、前線の個々の選手には厳しい評価を下した。
「トーレスは動いてフリーになかなかならなかったし、メネズも時々光るプレイをするくらい。本田とボナベントゥーラもいつものようにチャンスを作れなかった、ボナベントゥーラに物足りなさを感じたが、本田もまた攻撃面でチャンスを作り切れていなかった」
連係の成立のために不可欠となる選手個々のプレイがベストでなく、それが折り重なってズレが生じた、というところか。直接FKを枠に飛ばし、CKから得点も演出した本田だったが、内容では物足りなさが残ったと見られているようだ。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→
関連リンク
本田に生きる道はあるか?
強いやつに勝ちたい。世界中に認められたい
遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性
本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日
代表23人が語る 敗北の真実
ザックジャパンの軌跡 蒼き戦士たちの躍進とブラジルでの敗北、そして未来