出場機会の少なかった選手を起用
なでしこジャパンは26日、準々決勝で香港と対戦した。
得失点差で上回りグループリーグを首位で突破したなでしこジャパン。
この日は阪口夢穂、宮間あやなど経験豊富な選手たちがスタート、猶本光ら出場機会の少なかったメンバーがスタメンに名を連ねた。
前半3分、早くも先制点を奪う。川澄奈穂美の右クロスを吉良知夏のヘディングで合わせる。これはクロスバーを叩くも、跳ね返りを増矢理花が押し込んだ。
10分には、オーバーラップした羽座妃粋がクロスを入れると相手のオウンゴールを誘って2-0とした。3分後にもなでしこ。ゴール正面からのFKを中島依美が直接狙うと、相手DFに当たってコースが変わりネットを揺らした。
26分にも増矢が決めて4-0。その後も攻め続け、流れの中でセンターバックの岩清水梓がバイタルエリアで崩しに参加するなど押し込んだ。
後半開始から川澄に代えて高瀬愛実を投入したなでしこジャパン。
後半最初の得点も3分。岩清水がミドルシュートを決めると、15分には木龍七瀬が決めて6-0とした。
21分、増矢に代えて菅澤優衣香を投入。
途中出場の高瀬が頭で合わせて7点目、30分にもCKから菅澤がヘディングシュートを決めて8-0。
33分、中島に代えて阪口夢穂を投入。35分には木龍がミドルシュートを放ち、自身2点目を挙げた。
攻め続けたなでしこジャパンがゴールラッシュを見せ、9-0で勝利した。
グループリーグのヨルダン戦同様、簡単にチャンスを作れるが故にディテールが疎かになってしまった。初出場の羽座など出場機会の少なかった選手を起用できたことがこの日最大の収穫だろう。
【了】