大宮(17位)vs清水(15位)
残り9試合となり、2位と勝点6差で浦和が首位。4連勝中と好調を維持しており、19節から守ってきたトップの座は、そう簡単には揺るぎそうにない。優勝へのカウントダウンも聞こえ始めた一方で、ACL出場権や賞金圏内、残留を懸けた戦いは今なお混戦模様。5位のG大阪は、勝点1差で4位の鳥栖とホームで戦う。17位の大宮は勝点3差で15位の清水と、12位の新潟は勝点2差で11位の名古屋と対戦。今節は、順位で逆転が可能な上記3つの「直接対決」を取り上げる。
残留争いの行方を左右する一戦といっても過言ではないだろう。降格圏内の大宮と清水の勝点差は3。得失点差は同数であることから、大宮が勝利を収めれば、順位上は立場が入れ替わる。
一方の清水は、6試合連続で複数失点を記録。被シュート決定率がリーグワーストであることからも、守備に問題を抱えていることは明らかだ。22節から3バックを導入したものの、組織的な守備を確立できたとはいえず、前節のG大阪戦では最終局面における寄せの甘さが目立った。
また、今節は右サイドの吉田が出場停止。大宮は左サイドの泉澤が好調であり、対策は不可欠だろう。そのため、大宮は左サイド、清水は右サイドの攻防が勝敗を分ける要素になりそうだ。
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