日本代表DF吉田麻也の所属するプレミアリーグのサウサンプトンを指揮するロナルド・クーマン監督が25日、チームの選手たちが24日のオフを返上して練習を行ったことを明らかにした。英紙デイリー・エコーを含む複数メディアが報じた。
サウサンプトンは23日に敵地で行われたリーグ杯3回戦でアーセナルに2-1で逆転勝ちを収め、公式戦5連勝でリーグでも2位につけるなど、波に乗っており、クーマン監督は選手たちの意識の高さを評価した。
「選手たちは大きな意志表示をした。我々は火曜の試合の後、水曜日(24日)をオフとしていたが、ジョゼ・フォンテが私に『監督、僕らは明日練習したい』と言ってきた。私は『オフだから私は妻との予定を組んでしまった』と言ったが、予定を変更し、我々は軽めの練習を行った」
「私は今まで率いたチームが『オフはいらない』などと言うことは経験したことが無かったし、私にとっても大きな意味を持つものになった。それは選手たちの意志の大きさを示している」
「我々は『QPR戦で勝ったら来週はオフにしよう』と話し合った。我々は土曜の試合に勝つつもりだ」
一方、クーマン監督はチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内である4位入賞の可能性を否定し、次のように語った。
「4位以内は現実的ではない。私はシーズン開幕時に受けた質問を覚えているが、現在受ける質問内容は大きく変わったし、それがこのスポーツだ。だが、たった5試合の結果だけでシーズン終了時の順位を言い当てることはできないし、シーズンのリーグ戦は38試合ある。我々は長く厳しいシーズンになると覚悟している」
サウサンプトンは27日にホームでQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)と対戦するが、前節に左足首を負傷した吉田も復帰する見込み。
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