怒涛の追い上げを見せた
ドイツ・ブンデスリーガの14-15シーズン第5節が行われ、日本代表MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、同じく日本代表DF酒井高徳のシュツットガルトとホームで対戦。香川はトップ下、酒井は左サイドバックでスタメン出場し、ドルトムントは丸岡満もベンチに入った。
シュツットガルトは酒井が積極的なオーバーラップを見せるなど、立ち上がりから果敢な姿勢を見せる。
9分、ドルトムントはヨイッチが持ち込んでシュートを放つ。
33分、ピシュチェクのフィードを香川が走りながら胸でコントロール。ループで狙うもクロスバーに阻まれてゴールならず。
ドルトムントは高い位置からプレスに行くものの、いい形で奪えず得意の速攻を繰り出せない。またボールを持てる時間が長く、守備的な相手を崩すためのコンビネーションもあまり見られなかった。
45分には左から中へ持ち込んだ香川がファーサイドへクロスを送るも、オーバメヤンにはわずかに合わなかった。
48分、ドルトムントは相手に先制を許す。相手のショートCKからのクロスをクリアしきれず、最後はゲントナーのラストパスをディダヴィが押し込んだ。
何度がいい形で相手ゴールに迫ったが、連携が合わず決定機は作れない。快速のオーバメヤンも、スペースを消された中ではそのスピードも活かせなかった。
66分、ベンダーに代えてアドリアン・ラモスを投入する。
しかし68分、シュツットガルトがリスタートからロングボールを送る。シュメルツァーがクリアするも相手が拾い、最後はディダヴィが決めてリードは2点に広がった。
まず1点を返したいドルトムントは70分、左からのクロスに香川がヘディングで狙うも、わずかに枠を外れた。
それでも73分、ピシュチェクの鋭いパスを受けたオーバメヤンが持ち込んでシュート。これが決まり1点差。
ドルトムントの攻撃は止まらない。86分、シュメルツァーのFKをインモービレが右足で合わせて同点に追いついた。
その後もドルトムントが攻め続けたが、逆転ゴールは奪えず、ドローで試合終了となった。
【了】