プレミアリーグのマンチェスター・シティの一部サポーター団体が、今季も開幕から不振気味の宿敵マンチェスター・ユナイテッドを嘲るため、昨季ユナイテッドファンがモイーズ前監督の解任を促進させるために使用した自家用ジェット機と横断幕を使い、シティの本拠地エティハド・スタジアム上空に飛ばした。22日の英メディアが報じた。
シティファンは21日に行われたリーグ第5節で、ユナイテッドが今季1部へ昇格したばかりのレスターに3-5で敗れ、早くも今季2敗目を喫したことを受け、急遽ジェット機を手配。同日夕方キックオフのシティがホームで行ったチェルシー戦に間に合わせ、試合前に飛ばした。
横断幕にはユナイテッドがクラブのスローガンとして掲げている「UNITED WE STAND= 団結すれば立っていられる」という格言がもじられ、「UNITED WE FALL―IN CINEMAS SOON=団結すれば崩壊する―映画館で近日公開」と書かれていた。
ユナイテッドは今夏の移籍市場で、史上最高移籍金総額となる約1億5100万ポンド(約264億円)を費やしたが5戦を終えて1勝2分け2敗の勝ち点5と、モイーズ前監督が指揮した昨季の勝ち点7を下回っている。
ジェット機は一回の手配に付き840ポンド(約15万円)の費用がかかるとされるが、宿敵ファンの沈んだ心に追い打ちをかけたという意味では価値あるものとなったのかもしれない。
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