4得点を奪って決勝Tへ
U-21日本代表は21日、アジア大会グループリーグ第3戦でネパールと対戦した。
初戦のクウェート戦は4-1で勝利で飾ったものの、2戦目はこの世代のアジア最強と言われるイラクに1-3で完敗。日本も多くのチャンスを作ったが、力負けの感は否めなかった。
勝てば決勝トーナメント進出が決まるが、自陣に引くネパールに対して日本がボールを支配しながら攻めあぐねる。
この日も中島翔哉が果敢に仕掛け、室屋成も積極的にオーバーラップするなどリズムは作っているが、鈴木武蔵になかなかボールが入らない。
ゴール前が固められているため、日本はミドルシュートも狙う。すると33分、先制に成功する。バイタルエリア中央で野津田岳人が得意の左足を振り抜くと、クロスバーに当たってゴールが決まった。
38分にも山中亮輔のクロスを野津田が頭で合わせるも、これは決めることができない。
43分、日本にアクシデント。相手との競り合いで山中が痛め、秋野央樹との交代を余儀無くされた。
後半もペースは日本。9分には、矢島慎也のパスを鈴木がスルー。そこに中島が飛び込むと冷静に流し込んで2-0とした。
3点目も2点目と同じような形から。18分、矢島の縦パスを野津田がスルー。これに抜け出した鈴木が決めてリードを更に広げた。
25分、野津田の精度の高いクロスをファーサイドに走った鈴木が押し込んでネットを揺らす。
90分通してボールを支配したものの、イージーな失い方をする場面も散見された。試合は決まっていたとはいえ、集中力を欠いたプレーはこの先命取りになるだろう。
それでもこの試合は勝利で終わらせ、日本が決勝トーナメント進出を決めた。
【了】