パス、シュートともに物足りない本田。チーム全体で改善を
ミランは、開幕2戦で機能して勝利の最大の要因となった右サイドでの攻撃の形をユヴェントスに封じられた。そして、これを封じられると第2の手となる形を持っていないことを露呈した。
さらに、本田はこの試合でわずか18本のパスしか出さず、通したのは12本。また、パルマ戦では19本を出して通したのは16本。ラツィオ戦では18本を出して通したのは15本。そして、開幕連続ゴールを決めたものの、シュート数は3試合全て1本ずつ。
もちろん、これは本田だけではなくチーム全体の問題でもあり、3試合とも後半途中に退いているため全体的に数字が伸びないことは仕方ないが“攻撃の核”となるには少なすぎる。
チームが形を作り出せていなくても状況を打開出来るようなパスやシュート、ドリブルを繰り出すことが出来れば流れを一気に引き寄せる存在となれる。
今後、ミランが再び勝利を掴むためにはより多くの攻撃パターンを構築し、本田が複数の形からチャンスメイクやシュートを放てるような状況を作り出すことが重要となるだろう。
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