――どちらにも転がりそうな試合内容だったが、勝敗を分けた要因は?
「細かく言えばあるんですけど、チームの成熟度が試合を分けたかなと思っている。余り細かく言っても全てが1週間か2週間で解決出来る問題ではないですし、僕らは今、このぐらいの差はあると思いながら勝ちに行った。
結果、負けはしましたけど、すぐ火曜日に試合もやってきますし、切り替えて。今のベストを出した上で負けた、という認識ではありますし、正直悔しいですけど、切り替えてやって行きたいなと思います」
――以前と比べたら、チームも本田選手自身も進歩した印象がありますが?
「前半と後半が全く異なった試合になったかなという、個人的な印象なんですけど。まあもうちょっと攻撃的に後半はいけたかな。身体的な問題なのか、それとも戦術的な問題なのか、もう少しそこは分析しないといけないと思うんですけど、それを分析するだけの時間も次の試合に向けてないんでね。とにかく今は自分たちのやって来たことを継続してやるだけだと思っています」
――ヘディングシュートは惜しかったが。
「どういうふうになったか、まだちょっと分からないんですけど。僕の前の選手が触ったような気がしたんで、そこは見てみないと分からないんですけど。もう少し左にボールが行っていたかなとは思ってたんですけど、思ったよりもキーパー寄りだったのかなと」
――中盤からのパス、また裏を狙ったボール、パルマ戦で通っていた展開が今日はことごとく切られました。
「そうですね。アサモアとキエッリーニがうまく連係を取りながら、ボールが入った時にどちらかがすぐにプレッシャーに行けるというような距離感で、対策は練って来ていたと思います」
――リーグ戦では初のユベントス戦だったが、自己採点すると?
「そうですね……まあ、試合も負けましたし、納得出来る点数じゃないんでね。半分以下だと思います」
【了】