ベルルスコーニ会長も練習を視察。大一番へ士気を高める
ミラネッロにヘリコプターのローター音が鳴り響く。シルビオ・ベルルスコーニ会長が視察に訪れたのだ。地元記者にとっては、彼が選手たちにどういう言葉を残したかについても重要なネタとなる。
インザーギ監督の記者会見後、彼らは3時間待ってアドリアーノ・ガッリアーニ副会長からことのあらましを取材した。
「この日会長は、プリマベーラ(ユース年代)の選手たちと長くお話になられていた。『今後の人生を見据え、サッカーだけでなく学業も大切にしなさい。英語は必須、出来れば他の言葉も学ぶように』とね」
しかし当然、20日に行われるユベントス戦に触れないわけにはいけない。
「会長は明日の試合に向けて、とても気持ちを高めておられた。そして選手たちには試合に臨む上での心意気などを話され、励ましになっておられた。ミランとは今までどういうクラブで、そしてこれからどうあるべきなのか、そして、ユベントス戦の重要性についてをね」。
開幕2連勝、チームのムードは良くなっている。5対4と大味になってしまったパルマ戦でも、メネズや本田が挙げたゴールはベルルスコーニ会長、またガッリアーニ副会長ともに「美しかった」と褒めていたのだという。
この勢いを持ち込むべく、開幕から2試合連続ゴール中の本田は先発が濃厚視されている。